遺伝子(DNA)で決まっている「強い」と「弱い」
今では常識になった「お酒を受け付けない体質の人がいる」
これは、お酒が毒素に変わった後、その毒素を解毒する力が強いか弱いかということで、生まれついてのこと(遺伝子によるもの)です。
同じように、タバコにも強い・弱いがあるという記事を読んだ事があります。
どちらも、毒素をどれだけ解毒できるかという事なので、納得です。
香害といわれるものも同じだと想像できます。
どの毒素を解毒できるかによっては、こっちには強いけど、こっちには弱いというのもあるのかもしれませんが、弱い人はどれも弱い気がします。
ただ、お酒は飲めば割とすぐに分かりますが、タバコや香害は長い年月をかけてじわじわと身体を蝕みます。
どうやら私の家系はタバコに弱い家系だったようで、20代や40代で病気で亡くなった従兄妹は喫煙者でした。
母親は非喫煙者ですが、パチンコ屋で10年ほど働き、50代で癌で亡くなりました。
昔のことなので、煙草の煙がすごく、毎日、下着までタバコ臭いと言っていました。
強いか弱いかのどちらかにハッキリ分かれる訳ではなく、「どちらでもない」や、「少し弱い」とか、「かなり弱い」など、あると思いますが、「弱い」中でも、私のように「身体が拒絶反応を示す」のは、少数派で、多くの人が私の母や従兄妹のように、突然病気になり、原因を考える間もなく亡くなっていくのです。
私は、身体が拒絶反応を示してくれているから避けることができ、生きていられるのだと思います。
お酒については、最近になってやっと皆さんがそれを理解し、飲めない人には勧めないようになりましたが、私がお酒を飲み始めた頃は、「鍛え方が足りない」などと言われ、私自身もそう思っていました。
お酒をたくさん飲めるのがカッコイイ時代でもあり、強くなりたいと思ってました。
今は「お酒に弱い」ことを自覚していますが、若い時はそれなりに毎日のように飲んでた時期もあり、そんなに「弱い」とも思っていませんでした。
喫煙していた時期もありますが、体調を悪くすることもありませんでした。
「若さ」で何とかなっていたのでしょう。
つまり、今は若くて何ともない人も、本来弱ければ、年齢と共に毒素は蓄積され、または解毒する力がどんどん弱くなり、私のように拒絶反応を起こすか、突然病気になる可能性が大いにあるということです。
喫煙や受動喫煙で寿命が10年短くなると言いますが、平均なので、強い・弱いが半々だと仮定して、強い人が何事もなければ、弱い人はその分を引き受け、20年寿命が短くなることになります。
少しくらいならお酒を飲んでいる人の方が、全く飲まない人より長生きするというデータがありますが、実は、全く飲まない人=飲めない人で、「弱い」から、しっかり意識しないと長生きできないのかもと思います。
「お酒を受け付けない体質の人がいる」と同じように「タバコや香害を受け付けない体質の人がいる」が常識となり、皆さんが、自分や周りの人がその「弱い」かもしれない、自分が強くても弱いDNAが混ざった子や孫が「弱い」になるかもしれないことを意識して、「弱い」人たちや避けたいと思ってる人たちの生活に、タバコや香害が近付かないことが当然となる世の中に、1日でも早くなるように、願っています。