身体の声
「化学物質過敏症」という言葉に違和感を持っています。
それは私が、避けるべき「化学物質」とは何かをいつも考えているからです。
「化学物質」の中には、明らかに身体に有害なものが存在します。
タバコについては「ヒ素」などの毒物を含んでいます。
その「化学物質」を身体が拒否することが「過敏」でしょうか?
むしろそれが、「正常」です。
「慢性疲労症候群」を発症する原因は、「不明」とされていますが、私は「自分の身体の声」を無視したからだと思っています。
当時、私はとても疲れていました。
「疲れる」とは、「あなたは無理をしているから少し休みなさい」という身体からのサインです。
それを無視し続け、休まなかったため、「こいつは少しくらいの疲れじゃ休まないからもっと早い段階で疲れさせよう」と身体が判断したんだと思います。
「化学物質過敏症」を自覚する前、タバコの煙がとても嫌でした。
10年以上前は、今より受動喫煙に寛容で、嫌がる私が協調性のない人間となります。
でも、今思えば、これも身体からの声だったんです。
「害があるから避けろ」って。
その時に、もっと徹底的に避けていれば、今ほど苦しまなくて良かったのかもしれません。
「イヤなことも我慢する」のが正しく、美しい。
最近は、そうでない事が広まりつつありますが、小さい頃から植え付けられたこの「呪文」は、まだまだ多くの人達の中にあります。
「身体からの声」は意識してしっかり受け止めないと聞き逃してしまいます。
そして、聞こえたら周りの常識などに囚われず、素直に従うことが、未来の自分を守ります。