食品添加物
私の母は流行りものが好きで、新しい電化製品など割と早い段階で家にありました。
そして多分、当時は流行っていたのでしょう、食卓には「白い粉」が常備されていて、何にでも振りかけて食べていました。
小さい頃からそれが当たり前だったので、家を出てもしばらくは買っていました。
さすがに、それはすぐに買わなくなりましたが、そんな感じで食品添加物を避けるなんて考えた事もありません。
そんな母は、あちこち調子が悪いと言いながら、50代で癌で亡くなりました。
10年ほど前、頭痛を頻繫に起こし、毎週末、仕事が休みで自宅にいる間中、寝込む日が続いていました。
週末頭痛と言われるものがあり、それは気が緩んで起きるものですが、週末は家で洗濯・掃除など平日にできないことをしなくちゃと張り切っていたため、違う気がします。
頭痛外来にも行き、片頭痛と診断され、値段の高い強い痛み止めを処方されましたが、全く効きません。
辛いからコンビニで夕食を買い、ついでに次の日の朝食を買って食べると、余計に酷くなります。
色々調べて、食品添加物で頭痛を起こすという事がわかり、そこから無添加生活が始まりました。
すぐに頭痛は随分楽になり、毎週末寝込むことはなくなりました。
それでも全快とはいかず、そこから化学物質過敏症との戦いが始まるのですが、それは「化学物質過敏症」のところで。
避けてみると・・・
ただ、食品添加物を避けるようになって他にも変わったことがいくつかあります。
それまでは、夕食の時間が近づいてお腹が空くと何故か気持ち悪くなり、早く何か食べないといられませんでした。
つわりに似た感じです。
お昼にお腹が空いた時はそうでもないのに、夕食時だけです。
その症状は、お昼にエキナカで買った「おこわ弁当」を食べたときに強く出ていました。
それまでは、体質なのかなとか、「おこわ弁当」はバランスが悪いのかなとか、あまり気にしていませんでした。
でも、食品添加物を避けるようになって、その症状はなくなりました。
つまり、朝は自宅でまあまあ添加物の少ないものを食べるから昼はなんともなく、昼食は毎日コンビニなどで買ったお弁当だったので、その添加物が夕方に影響していたのです。
そう考えると、その「おこわ弁当」は、添加物の量が多かったのかと想像できます。
今は、お腹が空いて気持ち悪くなることはありません。
もうひとつ、その頃、仕事で月に1度、1日中会議の日がありました。
狭い所にジッと座ってるだけで動くこともできずにいいると、イライラしてきます。
表現が難しいのですが、身体の表面の血流が滞っているような気がして「い~~~」ってなって、叫び出したくなります。
その症状が、食品添加物を避けるようになって、なくなりました。
ちなみに、今は、たまに添加物の入ったものを食べると、その症状が起きるのがよく分かります。
この世から食品添加物が無くなれば、イライラした人達が随分減るのではと、密かに思っています。